ロシアの劇場では舞台や役者だけでなく劇場そのものも美しく歴史のある建物であることがほとんどです。
写真はアルバート通りにあるワフタンゴフ劇場
写真はアルバート通りにあるワフタンゴフ劇場
劇場の中はこんな感じでバルコーンと呼ばれる2階席3階席もある。
さて、今週私は毎日劇場で観劇をしていたわけですが
日本ではチケットはどんなに安くても2000円。学生割引されたとしても3000円を超えることがほとんど。こんな風に劇場に毎日通うことなど不可能です。
日本ではチケットはどんなに安くても2000円。学生割引されたとしても3000円を超えることがほとんど。こんな風に劇場に毎日通うことなど不可能です。
それがロシアではちょっと食費を削れば可能になります。
私は観劇のために、こちらではお酒は一度も飲んでいません。(パーティーでは飲みましたが・・・)それどころかジュースすらも口にしていない状況です。水道水は飲めないので、ミネラルウォーターを買わないといけないのが唯一の出費。
私は観劇のために、こちらではお酒は一度も飲んでいません。(パーティーでは飲みましたが・・・)それどころかジュースすらも口にしていない状況です。水道水は飲めないので、ミネラルウォーターを買わないといけないのが唯一の出費。
深夜に一度だけ飲む紅茶とクッキーが唯一の安らぎです。できるだけ食費も抑えて300円以内にするよう努力中。今では東京並みに物価が高いので大変ですが、舞台のため。
なぜならば、ジュースを2回我慢すれば、チケットが買えるからです。ロシアでは座席の場所によってチケットの値段が違うため私のような貧乏な人間でも、劇場に入ることができます。多くの劇場では最前列が5000円、大きな劇場だと10000円位はしますが同じ舞台でも場所によっては500円ほど支払えば見ることができます。

写真は発売日に朝早く通ってチケット売り場(カッサ)で買った最も安い50Pのチケット2枚。
こうした安いチケットは早く売れてしまうのである程度、どの場所でどんな舞台をやっているのかを知っていないとなかなか取れませんが馴れてくると、こうしたチケットを手に入れられるようになります。最近では電話で予約するのが一般的みたいですが私はカッサのおばちゃんとのやり取りが好きなので必ず劇場まで歩いて窓口で買うようにしています。
でも安いチケットだとやはり場所が悪くて見えないのでは?と思うかもしれません。
こうした安いチケットは早く売れてしまうのである程度、どの場所でどんな舞台をやっているのかを知っていないとなかなか取れませんが馴れてくると、こうしたチケットを手に入れられるようになります。最近では電話で予約するのが一般的みたいですが私はカッサのおばちゃんとのやり取りが好きなので必ず劇場まで歩いて窓口で買うようにしています。
でも安いチケットだとやはり場所が悪くて見えないのでは?と思うかもしれません。
もちろん、2階席や3階席のような場所では舞台から遠いのですがそれ以外にも安い席があります。それが日本では補助席に当たる席。
通路に面した一番端の席には写真のような補助席が付いていることがあります。こうした席も劇場で一番安い席です。
通路に面した一番端の席には写真のような補助席が付いていることがあります。こうした席も劇場で一番安い席です。

ところが、背もたれはなく、かなり堅い席のためそれなりに体力がないと座ってられません。しかしながら、それにさえ耐えられれば場所によっては最前列に近い場所で見ることができます。
今回は前から5列目で見ることができました。運が良ければ最前列の真ん中という場合もあります。
ロシアでは私のような貧乏学生でもこうした舞台を楽しめる工夫がなされています。
また学生割引のある劇場や、学生だと無料で見られる劇場もあります。(フォメンコは学生だと空いている席さえあれば無料で見られる)
明日は演劇学校の舞台を見に行く予定です。こうした演劇学校の舞台も安く見られたりします。
それでは今日はこの辺で。
2 件のコメント:
綺麗な劇場で、格安なチケット代で、おまけに良い芝居が観られたら、こんなに幸せなことは無いですね。
「学生」に対する世の中の感覚が、日本と海外では少し違うような気がします。
日本でも学生は貧乏な人が多いけど、例えば一点贅沢をする位の余裕はある。それを使わせる工夫をしている企業が多いから物を買わせることで上手にお金を搾り取って行く。
芝居を見ることに対して、劇場や劇団がもっと学生を特別扱いしても良いよね。
それでも、うちにしたって、なかなか500円ではみせられないというのがある。500円でも良いのかなあ。空席があるんなら、それも良いかもね。考える余地はあるかもね。
ロシアでは国の強力なバックアップがあるから
出来ることだと思いますが
だからといって日本で国を当てにしても
どうしようもない現状は変わらないですよね。
ロシアではパンフレット(プログラム)は
別売りで大体30~50ルーブル
チケットの値段が200ルーブル位なので
比率としては高くなっています。
まぁ200円位の感覚なので買わない人は居ません。
他にも劇場で飲み物や軽食を販売したりと
細かい工夫がなされています。
アトリエなどの公演では
ただカンパを集めるのではなく
何かを販売する形式で収益を得るのもいいかもしれませんね。
少し私も解説書みたいなものを書いてみようと思います。
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