はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト2014
第1回グランド・ラウンドテーブル「いま、福島からの演劇」
演劇は、個人に立脚した世界観を表現するものであると同時に、 その制作から上演に至る過程で多くの人が関わる集団的、 社会的な芸術でもあります。はま・なか・ あいづ文化連携プロジェクトは、3年間にわたり、 優れた文化芸術の力で福島の諸地域、団体、 人々を有機的につなぎ、 あらたな循環を生み出すことを目的として活動を行ってきました。
本シンポジウムは、はま・なか・ あいづ文化連携プロジェクトの延長線上に演劇を捉え、 近年福島において演劇に関わる活動を展開してきた多様なイニシア ティブをつなぎ、その成果を大きく振り返るとともに、 未来に向けた対話の場を開くものです。福島における演劇は、 震災以前から継続しているもの、震災を契機に発想されたもの、 アーティスト個人の企画によるものなど、 その形態や動機は様々ですが、いずれも、 いま福島で表現する切実さや必然性を強く感じさせるものです。 そうした複数のプロジェクトを横断しながら、 そこに共通する問いや葛藤、希望をテーブルに上げ可視化し、 未来に向けて問いかける。そこには、福島という地域性・ 個別性を超え、演劇という表現そのものが持つ、集団芸術、 時間芸術、 社会芸術としての機能や可能性も浮かび上がってくるのではないで しょうか。
2日間に渡るシンポジウムは、登壇者はもちろん、 その場に集まる参加者からも様々な視点からご発言を頂き、 ともに福島の未来、 そしてこれからの芸術表現の未来を深く思索する場を目指します。 ぜひ多くの方の、連日のご参加をお待ちしております。
○日時 12/27 13:30〜19:00 12/28 10:00〜16:00
○会場 大和川酒蔵北方風土館
○講師 平田オリザ(劇作家・演出家・こまばアゴラ劇場芸術監督)
相馬千秋(アートプロデューサー・ 文化庁文化審議会文化政策部会委員)
石井みちこ(元いわき総合高校演劇部顧問・ 大阪府立大手前高校教諭)
小沢剛(アーティスト・東京藝術大学先端芸術表現科准教授)
やなぎみわ(アーティスト・京都造形芸術大学美術工芸学科教授)
○モデレーター 平田オリザ・相馬千秋
○報告者 小畑瓊子(朝日座を楽しむ会)
三澤真也 (大宴会 in 南会津実行委員会)
島崎圭介(NPO法人ワンダーグラウンド代表)
佐藤雅通(福島県立大沼高校演劇部顧問)
篠田直子(喜多方21世紀シアター実行委員会)
○ 総合司会 赤坂憲雄(はま・なか・ あいづ文化連携プロジェクト実行委員会委員長・ 福島県立博物館長)
○対象 一般
○参加費 無料
○定員 50名
○内容
12/27 13:30〜19:00 大和川酒蔵北方風土館
第一部「福島から見る日本、日本から見る福島の現在・未来」 13:30〜16:30
13:30〜14:00 はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト〈 黒塚発信プロジェクト〉報告
14:00〜14:15 イントロダクション
14:15〜15:00 基調講演① 平田オリザ「福島に文化のシャワーを」
15:00〜15:45 基調講演② 相馬千秋 「亀裂と揺らぎからの創造」
15:45〜16:30 クロストーク 平田オリザ×相馬千秋×赤坂憲雄
第二部「福島の実践者からの報告」16:40〜19:00
16:40〜17:00 報告①「南相馬×朝日座×福島」(朝日座を楽しむ会 小畑瓊子)
17:00〜17:20 報告②「年に一度の大宴会」(大宴会 in 南会津 実行委員会)
17:20〜17:40 報告③「いわきを盛り上げる」( NPO法人ワンダーグラウンド代表島崎圭介)
17:40〜18:00 報告④「シュレディンガーの猫を巡って」( 福島県立大沼高校演劇部顧問佐藤雅通)
18:00〜18:20 報告⑤ 「喜多方の演劇フェスティバル」( 喜多方21世紀シアター実行委員会篠田直子)
18:20〜19:00 座談会+質疑応答
12/28 10:00〜15:30 大和川酒蔵北方風土館
第三部 「福島に向かうアーティスト」 10:00〜12:00
10:00〜10:40 講演① 石井みちこ「内と外 いわき総合高校の実践から」
10:40〜11:20 講演② 小沢剛「『ベジタブル・ウェポン』、『帰って来たDr. N』から『光のない。(プロローグ?)』まで」
11:20〜12:00 講演③ やなぎみわ「舞台トレーラー、福島へ向かって」
第四部 「いま、福島から思考する演劇の可能性」 13:30〜15:30
13:30〜15:30 グランドラウンドテーブル 赤坂憲雄×石井みちこ×小沢剛×平田オリザ×やなぎみわ ほか モデレーター:平田オリザ・相馬千秋
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