2008年5月17日土曜日

フォメンコ劇場の三人姉妹

4年前にザラタヤマスカで金賞を取った
フォメンコ劇場の三人姉妹を見てきました。

恐らく、お世辞抜きで現在もっとも完成度の高い
三人姉妹だと思われます。賛否両論はあるとは思いますが
俳優のレベル、演出のバランス、どれをとっても穴がなさ過ぎます。

4時間という長丁場なのですが、飽きることはありませんでした。
つまらないものは1時間ですら苦痛ですが、
フォメンコ劇場は戦争と平和など3時間以上のものを、さらりとやってくれます。

バランスが取れすぎていて、逆に誰が良かったとかが言えません。
普通目立った人物がいて、その人物を中心に見たりするのですが
それすらできませんでした。多少、ヴェルシーニンの印象が薄い程度でしょうか・・・

マーシャとイリーナの出来は、時期的にも今が最高なのかもしれないと
同行した人が言っていましたが、確かにそう感じました。

フォメンコはチェーホフよりもオストロフスキーやトルストイが好みのようなので
他の作品は行われていませんが、他の作品も見てみたいものです。

帰るまでに最低でも5回は見て、もっと何処がよいのかを探求したいと思います。

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