今、論文やロシア語の勉強に気が向かないとき、こちらの役者や演出家を調べては、まとめて辞書のような物を博士論文の附録として作っているのですが、
職業を訳すとき、一つの言葉から少し日本の演劇の歴史を感じました。
役者や演出家、批評家などは日本語に訳せるのですが、
ペダゴーグという言葉を訳すときに、少しとまどいました。
ペダゴーグとはロシア語で、教師を意味する単語です。
ならば教師と訳せば良いんじゃないの。と言われそうですが、
実際に「演出家、教師」と書いてあった場合、どれだけの人が演劇学校の先生だと思うのでしょうか。
恐らく、日本人でこの教師を演劇学校の教師と思う人は、ほとんどいないでしょう。高校か何かの教師と勘違いするはずです。
もし、講師と書いてあれば、日本人は無条件で演劇学校の講師なんだなと思うはずなのに。
こんな一つの単語だけでも、演劇が教育という枠組みには含まれていないことを感じました。
一昨日、一気に一冊本を読み切った反動で、ロシア語の勉強をしようとすると、勝手に体が関係ないことを始めます。部屋の掃除とか…。
こちらで知り合った外語の友人は、現在ロシア語で博士論文を執筆中で、毎日部屋で書いているのですが、コンスタントに作業ができる人って本当に凄いなぁと思います。
私は集中しているときと、していない時の差が激しすぎて、絶対に一般の職業は出来ないなぁとか思いつつ、学業の道に進んだのかもしれないと言えば、そうかもしれません。そうじゃないかもしれませんが。
とにかく、6月わたしは何をしていたんだろうというくらい、何もいない気がします。
ちなみにその友人も同じことを言っていましたが、同じ状況では無いことは明らかです。
私も次のセメスターでは、こちらの専門の先生に相手をしてもらうためにも、自分の研究をロシア語で説明できるようにレジュメを作らないといけないのですが、まったくとしてやっていません。そもそも、こんな文章書いているくらいならやれよ、という話です。
とこの文章を書いていると、同期の友人がやって来ました。
話を聞いていると、ロシア語で論文を書いて雑誌に掲載してもらおうとしているらしい。
みんな頑張っているのです。
がんばらんと
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