2017年12月3日日曜日

ケフマンが再びノボシビルスクオペラバレエ劇場の芸術監督に

http://tvkultura.ru/article/show/article_id/201485/

http://www.teatral-online.ru/news/20293/

ケフマンが再びノボシビルスクオペラバレエ劇場の芸術監督に。


破産により一時期は芸術監督から、顧問のようなポジション(作品内容などを吟味するようなポストだった)になっていたケフマンが再び芸術監督に戻ったようだ。

ノボシビルスク・オペラ・バレエ劇場で上演されたタンホイザーの事件により
当時の監督だったメズドリッチが解任され、後任となったのがケフマンだった。

ミハイロフスキー劇場を復活させた手腕を買われてというよりは
政権に従順な姿勢を買われての就任だった。

その後、破産により財産をすべて失ったケフマンだったが
政府にとっては都合のいい存在であり、昨今の演劇界と政治の対立も含め
返り咲きとなったのであろう。

ゴーゴリセンターのセレブレンニコフが自宅軟禁になり
演劇予算の横領という名目で関係者が次々と拘束されてしまっている。

サチリコンにも捜査が及んでいて、ライキンは自分の演説や劇場の演目が原因であり
不当な検閲行為だと訴えている。

それに対して、文化大臣メディンスキーはサチリコン劇場への多額の援助を行っていることを主張し、もし検閲をするならばこの予算を止めているはずであるとして否定している。

しかし、ここには演劇に対する莫大な補助金を使っていることを国民にアピールし
それが妥当であるのかと議論を呼び起こす狙いがあり
そして、予算を減らすための段階を踏んでいくためのステップなのではと思われる。

タバコフが倒れたようで、カリャーギンも相当な年だし
今後のロシア演劇界はどうなるのだろう。ミローノフは頑張っているけど演劇界全体にサポートされているようには見えない。

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